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2022.12.26【G.Column】削ったり押したり引いたり
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金属加工と一口に言っても手法は様々に存在します。

ここでは、そんな金属加工の方法について、弊社製品の製作に使用されているものを中心にご紹介致します。

 




 


■切削加工

切削加工とは、文字通り切ったり削ったりして加工をする方法です。

この切削加工は主に「旋削」と「転削」と「穴あけ」の3タイプの加工方法があります。

 



旋盤(せんばん)という機械で材料を固定し、回転させて、バイトという単刃工具で削っていく方法です。


固定された材料を、回転する刃で滑らせるように削る方法です。加工には、フライス盤という多刃工具を使用します。平面加工用、溝加工用、段差や側面用など用途に応じて複数種類があります。


刃を回転させて、材料に穴をあける加工方法です。穴をあけるだけの単純工程に思えますが、穴の形状や深さ、大きさなどを考えながら加工を行います。



 


■切削加工を使用した製品


OT-G550N-SUS/ステンレス面付け型フィックス

OT-G550N-SUS/ステンレス面付け型フィックス



 


■引抜・押出

ジョー・プリンスの製品では、主にアルミで使われる加工方法です。

どちらも材料を小さな穴から出して加工します。

 



引抜加工は、小さい穴(ダイス)に先だけ細くした素材を通して、反対側から無理矢理引き抜いて目的とする形状に加工する方法です。成形する製品は、棒状のものや線材が多い。また、芯金を入れることにより管状のものも加工できます。


押出加工は引抜加工とは反対に、加熱した素材を小さな穴(ダイス)から押し出して目的とする形状に加工する方法です。



 


■引抜・押出加工を使用した製品


H-166/アルミ引手

H-166/アルミ引手



 


■射出成型

射出成型の製法は、ダイカスト法とほぼ同じで、溶かしたプラスチック材料を金型に高速で射出し成形する方法です。(ダイカスト法はこちらで紹介)

金属ではなく樹脂の加工方法ですが、ジョー・プリンスの製品にも多く使われているので、ご紹介します。

 



①材料の準備

プラスチック材料を溶かして、スクリューに溜めておきます。

②型閉じ、型締め

金型を取り付けて締め込みます。


③射出

ノズル(注射器の先のような部分)を金型に押し付け、溶かしたプラスチックを流し込みます。

④冷却

金型の中のプラスチックが冷めるのを待ちます。冷ましている間に次の射出の準備もしておきます。


⑤型開き

金型を開きます。

⑥取り出し

成型品を取り出します。



 


■射出成型を使用した製品


L-305/引手付シリンダー交換カムロック

L-305/引手付シリンダー交換カムロック



 


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