2018.09.13『ガラス建装時報新聞』2018年9月2日号
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業界初の非常開放装置
60キロに対応しソフト停止も
ジョー・プリンス竹下(大阪府東大阪市、竹下健吾社長)は7月30日、ガラス扉用ステンレス製戸当り「OT-B170-SUS」を発売した。戸当りをコインなどで簡単に取り外せる業界初の非常開放装置付き。内開き使用の浴室扉を逆側へ開放することができる。重量60キロまでの大型ガラス扉に対応し、扉がゆっくり閉まるソフトストップ機能付きのステンレス製重量ガラス用調整ヒンジ「OT-B456-SUS」(壁取り付けタイプ)も7月23日に発売した。
浴室扉は水が脱衣所に垂れないよう内開きが主流のため、狭い浴室内で事故が起こった際、外側から扉を開けられないトラブルが発生する可能性がある。「OT-B170-SUS」はコインなどでスリットを90度回し、本体をスライドさせて取り外せば、扉を開放できる。同社の調整ヒンジシリーズと組み合わせて使用する。マグネットの吸着力で開閉時のガラスのバウンドを軽減し、ガラス扉を簡易保持する。
同社によると、ホテルの浴室・シャワーブースはサッシがないガラスだけの設計が増えているという。同社は内開きの場合に外側へ扉が開かず、空調による扉のばたつきを抑えるガラス扉用戸当りを販売しており、好評を得ている。ホテルのオーナーやユニットバスメーカーから、非常時の対策についても要望があることから開発した。
同社は昨年12月、2個使用でガラス重量60キロまでの大型ガラス扉に対応する調整ヒンジ「OT-B455-SUS」を発売した。「OT-B456-SUS」は2個使用で同60キロに対応し、扉が閉まる際にソフトアブソーバーの反力でゆっくり閉まるソフトストップ機能付き。間仕切り、パーテーション、什器(じゅうき)などの用途に提案する。対応ガラス厚は10~12ミリ。ガラスのサイズは高さが2400ミリ、幅は10ミリ厚の場合が900ミリ、12ミリ厚の場合は850ミリまで対応可能。扉を吊ったまま、戸先を閉まり方向に5度角度調整できる。35度時の自閉機能付き。