2024.10.21蝶番(丁番、ヒンジ)って?
■蝶番ってなに?
蝶番は、扉や蓋を開閉するために、開閉の軸となる金物を指します。主に、「ちょうばん」「ちょうつがい」と呼ばれます。
「丁番」や英語読みの「Hinge ヒンジ」と表記されることも多く、ジョー・プリンスでは、「ガラス蝶番」「ガラスヒンジ」と両方を使用している場合もあります。
取付方法としては、ビス止めや溶接が一般的です。扉や蓋のサイズ、重量によって、使用する枚数や取付位置も変わってきます。そのため、ジョー・プリンスでは、設計支援ツール「蝶番の取付位置設定」をご用意しています。ぜひ、ご活用ください。
蝶番の構造
蝶番は、主に「羽根2枚」「ピン(軸)」で構成されています。
羽根2枚の管の中に、ピン(軸)を通し、ピンを支点に羽根がパタパタと動きます。
蝶番によって、ピンが抜けないタイプ(カシメピン)、ピンが抜けるタイプ(ルーズピン)等があります。
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■蝶番の種類
■平蝶番
よく見かける汎用的な蝶番です。筐体への取付方法は、ビス止めタイプ、溶接タイプ等があります。
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■長蝶番
左右対称で、軸方向に長くした蝶番です。基本的に縦方向に長い扉や蓋に使用され、扉と同じ長さの蝶番を使用します。
長い蝶番を取り付けることで、たわみや反り返りを防ぐことができます。
ピアノの蓋等に使用するため、「ピアノ蝶番」とも呼ばれています。
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■抜差蝶番
軸と羽根を上下に抜き差しできる蝶番です。扉を持ち上げるだけで、枠から扉を外すことができ、メンテナンスや交換がしやすいメリットがあります。
掃除やメンテナンスが必要なOA機器や計測機器等に使用されています。左右勝手があるため、取り付けの際にはご注意ください。
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■旗蝶番
軸と羽根を上下に抜き差しができ、羽根の高さが全体の半分となっている蝶番です。抜差蝶番に分類されます。
軸を中心に360°回転できるのが特長で、重量のある扉を大きく回転させたい場所に使用されます。左右勝手があるため、取り付けの際にはご注意ください。
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■裏蝶番
扉を閉めると、表からは見えない蝶番です。「カクシ蝶番」「隠し蝶番」とも呼ばれています。
筐体や扉の見た目をすっきり見せるという意匠面での用途の他に、防犯対策の面での用途としても採用されています。
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■パイプ蝶番
羽根を自由に溶接して使用する蝶番です。
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■軸吊蝶番
扉の上下端に取り付ける蝶番です。「軸吊ヒンジ」「ピボットヒンジ」とも呼ばれます。
蝶番自体が小さく、目立たないため扉をすっきりと見せることができます。
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■スライドヒンジ
扉の内側に取り付ける蝶番です。蝶番は表から見えず、すっきりとした印象を持たせることができます。
扉を開く際、少し内側に入りながら扉を開くことができるため、壁に当たりにくいといったメリットがあります。
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■スプリング蝶番/オートヒンジ
スプリング蝶番は、バネが内蔵された蝶番です。扉から手を放すとバネの力で扉が開くスプリング蝶番を取り扱っております。
オートヒンジは、扉の開閉スピードを制御する蝶番です。圧縮バネが内蔵されているため、蓋をゆっくり開くように設定することができます。
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■トルクヒンジ
お好みの角度で扉や蓋を保持できる蝶番です。監視カメラやモニター等によく使用されています。
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■ガラス蝶番(ヒンジ)
ガラス扉やアクリル扉用の蝶番です。ガラスやアクリルを加工し、蝶番を挟んで取り付けます。
ガラス扉用のガラスヒンジは、錆びにくいステンレス製がよく採用されています。
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