新製品情報

2023.05.29ガススプリングってどう選定すればいいの?

ジョー・プリンス竹下はガススプリングも取り扱っています!

全ガススプリング一覧を掲載したパンフレットが完成しましたので、ぜひご覧ください。

WEBパンフレットも公開中です。ご覧になりたい方は左の画像をクリック!

※受注生産品につきましては、納期3か月ほどかかりますので、ご注意ください。



 



■ガススプリングの魅力

ガススプリングは、医療機器やダストボックス、車や事務機器、昇降装置、設備機器など幅広いシーンで使われています。特に多いのは、重い扉や蓋を開ける際のアシストや、台やイスなどの高さ調整など使用者が安全に使いやすいようガススプリングを設置します。特徴としては下記の3つ!

 

①コンパクトで力持ち

コイルバネなどの金属製のバネと比べると小型で軽量ですが、ガスの力で伸縮するため大きな力を得られます。

②小さなバネ定数で操作性バツグン
ガススプリングは小さなバネ定数が得られます。また、広範囲のストロークで使用しても力の変化が少なく、ほぼ一定の力で操作が可能です。

③いろんな活用方法ができる
用途に応じて、バネ定数とガス反力の細やかな設定ができるので、色々な応用が可能です。
 




 


■基本の構造

ガススプリングは、チューブの内部にピストンロッドと一体で動くピストンが設けられています。
このピストンによって、内部はA室とB室に分けられ、両室には圧縮ガス(窒素ガス)が充填されています。

A室とB室はピストンに設けられたオリフィス(穴)によって連通しています。
チューブ内には適量のオイルが充填され、伸び縮みの速度を油圧により制御します。
チューブの一端にロッドガイドとシールが設けられており、オイルや圧縮ガスの漏れを防ぎます。

 


■動きの仕組み

①ガスの量は常に一定で「01.」の状態だとA室とB室にはガスが満タン。

ピストンが押し込められることで、A室が狭くなるので、ガスは反発して元に戻ろうとします。

この力がガススプリングの動きの基となります。

③ガススプリングが伸びる際、最後にオイルが流れ込むので、ガススプリングを減速させることができます。




 


■選定方法

最適なガススプリングを選ぶために、まず大まかな取り付け位置を決めて、必要なストロークや最大長を求めます。そして右の図と式を参考に、必要とするガス反力を求め、選定した製品の反力が適切であるかをチェックしてください。


W:扉の重量
Fa:ガス反力
Fb:操作力
Da:ヒンジからガススプリングの軸線までの距離
Db:ヒンジから操作位置までの距離
Dc:ヒンジから扉重心までの水平距離




 


■反力特性について
グラフは、一度最大長から最小長まで縮み、そこから再び最大長まで伸びた際の、ガススプリングのガス反力推移を表しています。ガス反力が伸長時(F2~F1)より、圧縮時(F3~F4)の方が高く、ガス反力に差(FR)があるのは、ピストンロッドを押し込む時に、内圧変化や各部品よる摩擦抵抗が起きるためです。

※A(最大長-5mm時)とB(最小長時)は伸長時と圧縮時のガス反力の平均値です。
圧縮時の最小長寸法とガス反力には、シールなどの損傷を防ぐため10mmの余裕を含んでおります。


F1:完全に伸びる5mm 手前の反力
F2:伸び初めて10mm 地点の反力
F3:縮み始めて5mm 地点の反力
F4:完全に縮む10mm 手前の反力
FR:圧縮時と伸長時に生じる反力の差

 


ミニダイヤル錠/L-212

ミニダイヤル錠/L-212




 


※ガススプリングの選定にお困りの場合は・・


①扉や蓋の重量 ②回転の中心値 ③開閉角度 などの取付条件や図面をご確認させていただいた上、ガススプリングの選定を行いますので、弊社お問い合わせフォームへご連絡下さい。



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