2025.04.21ステンレスの仕上げと特長

ガラス扉用の金物は、バスルーム空間では思ったより目立つものです。金物の仕上げは、デザイン空間を左右するといっても過言ではありません。
今回は、仕上げについてご紹介します。
■金属製品ならではの「仕上げ」
バスルームなどの水回りでは、ステンレス製の金物が採用されます。
ステンレスは、錆びにくさと強度を合わせもつ加工しやすい合金です。ステンレスは表面を滑らかにすればするほど耐食性が向上し、仕上げを行うことで腐食に強くなります。
ジョー・プリンスでは、「SUS(Steel Use Stainlessの略)」と品番に記載している製品はすべてステンレス製です。
主な仕上げは、下記の3つです。
■鏡面研磨(MST)
細かい粒度で研磨したもので、鏡のように滑らかな加工方法です。
■ヘアーライン(HLST)
表面を研磨して、細い筋目を付ける加工方法です。
■バイブレーション(VST)
表面にランダムな研磨模様をつける仕上げ加工方法です。



■カラーステンレス ※受注生産

お洒落なバスルームは細かい所までこだわりたい。シャワーなどの水栓金具と色を合わせたい。そんな悩みを解決するのが、ステンレス製品によるPVDコーティングです。
受注生産ですが、少量から対応しておりますので、ご気軽にお問い合わせ下さい。
■PVDコーティングを採用しています
※製品により仕上げがPVDコーティングではない場合もございますので、あらかじめご確認ください。

PVDコーティングとは?
塗装よりも密着力が強くはがれにくい、それがPVDコーティングです。取り付けた当初の美しさを長く保つことができます。
真空の炉の中で、コーティング用の金属材料を蒸発させ、それを加工される金属表面に付着させて皮膜を形成する方法です。
以下のようなメリットがあります。



剥がれにくい
非常に細かい粒子が付着するため剝がれにくくなります。
傷つきにくい
金属皮膜なので、表面の硬度が高くなり傷や摩耗に強くなります。
表面の質感を完全再現
薄い皮膜が形成されるため、下地にあらかじめ作っておいた鏡面やヘアーラインなどの表面加工がそのまま再現されます。

特色仕上げを展示した様子
色や表面加工をほんの少し工夫するだけで、空間のグレードが各段に上がります。
取り扱い可能な色や加工は掲載しているラインナップ以外にも複数揃えています。ぜひ営業担当者にご相談下さい。
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